生活保護は様々な事情で生活に困窮する国民に対して、国が最低限度の生活を保障するための制度です。現在貧困状態の人だけではなく、全国民の生活を保障する制度となっています。
さらには国民の自立を助長し、貧困を予防することも、生活保護の大きな目的として掲げられています。
愛媛県内子町で生活保護をもらう条件
生活保護は、生活に困った人を助ける制度ではありますが、誰もが受給出来るわけではありません。愛媛県内子町で生活保護を受けるには、受給のための条件があるのです。
生活保護をもらえる3つの条件
愛媛県内子町だけではなく、全国どこでも生活保護を受けるにはまず、
最低生活費以下の生活なのかどうか
ということを審査されます。
最低生活費って?収入との関係は?
最低生活費は、一定水準の生活をするために国が決めた必要な生活費の最低額のことをいいます。生活保護は、決して豊かとは言わないまでも、ある一定の基準での生活ができるように考えられた制度です。生活保護を受けるには
最低水準の生活費より収入が下回ること
が、まず1つ目の条件となるのです。そしてその最低生活費は、地域の物価により変動しますので、首都圏と地方都市では異なると覚えておきましょう。
持ち家や所有している不動産は?
不動産は原則売却です。
土地や倉庫、ビルなどの、居住に関係ないものを除き、持ち家(マンション含む)のお話です。車と同じく特に価値が無いと役所が判断すれば、
売却せずにそのまま住むことができる
場合もあるようです。なぜなら、役所としては受給希望者が家を持っていても、特に資産価値がないようなら、家賃扶助を給付するより(生活保護は月々の家賃が扶助される)、そのまま住み続けてもらって家賃の給付金を抑えた方が、国としての負担が少なくて済むからということもあります。
本当はこうした有料の不動産鑑定に依頼するのがベストですが、こちらを見てみますと1,000万円までの宅地建物の鑑定費用は、なんと16万円以上にもなっています。
お金が無いから生活保護を受けようとされているのに、高額な鑑定費用を払うというのはかなり理不尽なお話になります。ですからまずはこちらの不動産の無料査定をお使いになるのが良いでしょう。
売る・売らないは別として、売却する前に価値を調べてみることで、事前に役所に相談することができます。その方が好印象を呼び、上手く給付につながっていることも多いため、不動産資産をお持ちの方は、価値を事前に調べておくことをおすすめします。

ずっと引っ掛かっていたのは相続した実家のことでした。
空き家状態が長く続いていて、草は生え放題。蜘蛛の巣どころか蜂の巣もあったりしてさんざんな家でしたが、受給するにあたり、さすがに有料は金銭的に難しかったので、無料査定に問い合わせてみることに。
すると、建物はリフォームして使えるとのことで、あんなに汚かったボロ家に結構な金額がついてくれました。
少し思った以上の金額になったこともあり、それを元手にもう少し頑張ってみようかと思えました。聞いてみないとわからないものですね。
住宅ローンがある場合も
また、生活保護を受けながら住宅ローンを返済する行為も、国が個人へ資産を渡すこと(税金で個人の家を購入してあげること)になってしまうため、原則認められません。必ず事前に住宅ローンの残りと、現在の資産価値を把握しておくようにしましょう。
1.なぜ売却しないといけないの?
2.不動産を売らなくても良い場合とは?
と疑問に思われる方は、もう少し詳しく説明しています以下よりご覧下さい。
車やバイクは持っていても良い?
自動車やバイクは原則売却です。
マイカーやバイクがあると生活保護は受給できません。なぜならそれを売れば生活ができるからとみなされるから。これは価値の高い贅沢品であると判断されるため、原則所有を認めてくれないことが多いのです。
でも一部例外があるのはご存知でしたか?
資産価値が無いのが大前提
資産としての価値は無いとされたり、資産価値は多少あるものの、身内の介護や仕事のためなど、生きていく上でどうしても必要であると判断されれば、
一部所有が認められるケースもある
ようなのです。(介護で必要でもさすがに高級車は所有不可)
バイクはこちらから
これらのサイトは
- 年式や走行距離を入力する
- すぐに概算価格が表示される
ので、概算価格がすぐにわかってとても便利。しかも夜中でも早朝でもPCやスマホの画面上に
750,000円~850,000円位です”
などと表示してくれます。
ここで概算の価格が表示されれば、贅沢品として判断されて売却となる可能性はありますが、もし何も表示されなかったら、所有が認められるケースもあります。
できるだけ所持したまま受給したい
と思うのはなおのこと。もちろん最後はお役所の判断となりますが、こちらも売る・売らないは別として、事前に価値を調べておくと申請手続きがスムーズに行くことも多いです。
もちろん無料で使えますし、気軽に使ってみるようにしましょう。
年式も古く、走行距離も進んでいたので、そんなに価値もない車だろうとタカをくくっていました。ですが自分の乗っていた車は
海外へ貿易輸出されている
そうで、80万円もの値段で評価されてしまいました…。
だからと言って生活保護を受給できないわけではなく、売ったお金でまずは借金を整理し、残りわずかなお金で仕事用の安い自動車を買い、車自体の価値を下げることで無事支給されることになりました。
事前に価値を調べておくと、役所の印象も違うようです。きちんと状況を把握し、事情を説明することで、私の場合は好印象を持ってもらえたようで良かったです。
車とバイクについては、不動産の所有以上に厳しく指導されます。
1.なぜ売却しないといけないの?
2.自動車を売らなくても良い場合は?
についてご興味ある方は、こちらでもう少し詳しくお話ししています。
借金があると生活保護はダメなの?
申請は可能です。…が、
借金がある状態で生活保護を給付してしまうと、個人の借金を国が肩代わりすることになるため、原則認めてもらえません。表向きには「借金があっても受給は可能」としていますが、生活保護費の中から借金を返済するのはNGとされているので、結局は借金の整理を迫られることになるのです。
結局、最低限度の生活費しかもらえずに、借金返済分はもらえないとしたら、生活は苦しいままですよね? そうなると結局負債を全て返済してしまうか、公的に返さなくていいよう認めてもらうなど、
事前に整理しておく必要がある
ということなのです。(実際に役所でも勧められます)
とはいうものの、今の借金問題は自分たちでかんたんに解決することはありません。そんな時、こちらで無料の法律相談を行なってみて下さい。
借金問題が綺麗に解決することはもちろんですが、専門家にまずはどうしたら良いかを相談することで、生活保護の受給に一歩、近づきますね。
1.なぜ借金があると通らないのか
2.借金の何がダメなのか
これについてもう少し詳しく知りたい方は、こちらで説明していますので参考にしてみて下さい。クルマの借金や住宅ローンも借金に含まれますので気をつけてくださいね。
仕事をしていなくても大丈夫なの?
働くことは大前提。…ですが
健常な方は仕事をすることが大前提となります。そして仕事をしているにも関わらず、生活費が足りないという場合にのみ、生活保護の受給対象となるのです。ただし病気や怪我、家族の介護などで仕事ができない方はこの限りではありません。仕事ができない理由を書面で提出し、役所が承諾すれば無職であっても受給対象となります。
理由なき健常な場合には、まずは働くことを促されて、生活保護の申請は一瞬で却下されてしまいますから、現在求職中でなかなか仕事が見つからない方は、その旨を伝えることで善処してくれることもあるようです。
そしてハローワークや全国対応の求人情報等を参考に仕事を探すことで、仕事が決まるまでの間や、仕事が決まってからも生活が安定するようになるまでの間、生活保護受給審査の対象となります。
さらにこうした副業案件も探してみることで、何かしら人生が変わることもあるかも知れません。さすがに「ニートですが生活保護を下さい」という理由では、絶対に審査は通ることはありません。
現在仕事をしていないけれども健常であるという方は、仕事をしっかりと探しているという姿勢を表すことも大切であると覚えておきましょう。
資産や預貯金は持っていても良い?
預貯金と資産や身の回りのお金になるものについてのお話です。
預貯金はどれくらいなら良い?
生活保護の開始時にの預貯金残高は、申告書に記載すると同時に調べられることになります。そしてこの残高については、
保護開始時に保有する金銭のうち、いわゆる家計上の繰越金程度のものについては、保護の程度の決定に当たり配慮(具体的には、最低生活費(医療扶助及び介護扶助を除く)の5割までは手持金の保有を容認)
引用元:補足性の原理について
と、少し難しく書かれています。どんな意味かと言いますと、
「前月からの繰越程度の額なら少々は考えます。金額でいえば、月の生活費の半分くらいであれば認めますよ」
ということ。
前項で説明した「国が決めた最低生活費」の半分ということですから、具体的な数字で言えば、自治体にもよるものの、預貯金として認めてもらえるのはせいぜい5~8万円前後といったところでしょうか。クレジットカードは所持していても問題ないですが、使ってしまうと借金扱いとなりますので、事前にケースワーカーへの相談が必要です。
※例として15万円くらいの最低生活費であれば7万円くらい(在住地域による)
その他どんな資産は売却になるの?
生活必需品以外は売却すること
自宅内に高級家具があって、立派なプロジェクターテレビがあり、高価なアクセサリーや洋服類に囲まれて生活保護の申請をしている…。
こんな状態では絶対に審査には通りません。またケースワーカーが審査時のみならず、受給後も抜き打ちで自宅訪問してくることもありますので、まずもって隠すことはできないと考えておきましょう。
こんな場合は、事前に身の回りの物をお金に変えるなど、処分をしておくようにしましょう。ですが最低ラインの生活水準を維持するものとして、テレビやエアコン、洗濯機や炊飯器など、一般的に生活していく上で必要なものは処分する必要はありません。
少し高級なものをお持ちであると自覚されている方は、以下より価値を調べてみると良いでしょう。案外高値で売れるものもあったりしますよ。
家族や親戚に知られてしまうの…?
支援できないか と連絡が入ることも…
生活保護の条件とは少し異なりますが、申請すると同時に身内である家族や親戚等に連絡をされることがあります。これは、家族や親戚から支援してあげることはできないかを問うもので、支援できないと言われてしまえばそれ以上のことはありませんが、
生活保護を申請したことがわかってしまう
ということを理解しておきましょう。こうしたことが生活保護を受けるためのデメリットなどと言われていますが、ある意味当然のことといえば当然のことですね。
母子家庭は審査に通りやすいの?
残念ながら条件は一般と同じ
母子家庭で生活が苦しく、生活保護の申請をされるのはごくごく自然な流れかと思います。ですが母子家庭であるからとはいえ、多少の考慮はあるものの、
基本的に生活保護の条件については皆さん同じ。
資産や預貯金についての特別優遇はありません。ですが車については一部認められている場合も多いようですので、確認してみると良いでしょう。
高齢者や精神病うつ病患者などの条件は?
基本的には一般の条件に準じる
高齢で年金だけでは暮らせない、体が不自由で生活が困窮している、また鬱病などの精神的な病を抱えていて、健常に働くことができないために生活が苦しい。そんな問題を抱えておられる方も少なくありません。ですがこうした方々も、ある程度審査に於いては母子家庭の方々同様に、考慮してもらいやすくはなってはいるものの、
基本的な受給条件というのはどなたも同じ
です。当たり前といえば当たり前なのですが、資産や預貯金、不動産などを持っていながらの受給はできないようになっています。(車についてはこちらで例外を確認してみましょう)
生活保護の申請方法は?
1まずは福祉事務所へ相談
住んでいる地域の市区町村へ行き、まずは相談という形で始めます。
生活保護の申請手続は、住んでいる市町村の福祉事務所です。申請する前に担当の職員と面談をします。この面談がとても重要です。
最近、生活保護の不正受給問題が多く取り沙汰されるようになりました。福祉事務所の職員の中にも
” 生活保護の申請を通すためには高いハードルを越えなければならない ”
と言う人がいます。生活保護以外の他の制度を利用して生活を立て直すよう勧める人もいます。場合によっては、厳しい話をされることもあと覚悟しておきましょう。
2生活保護申請書の提出
収入報告書・資産報告書・同意書が必要です。
福祉事務所の担当職員との面談が終わると、次は生活保護の申請書へ必要事項を記入していくことになります。申請書の記入事項は、住所・氏名・扶養の有無・家族の情報・申請の理由などです。申請書の他に、いくつかの書類を一緒に提出しなければなりません。
3福祉事務所の調査
4生活保護の受給が決定します
調査が終了すると、それから約2週間~1ヶ月ほどで、福祉事務所から申請者に生活保護を受給できるかできないかの決定に関する通知が届きます。
ここで給付するという通知を受け取って初めて、生活保護の受給ができるようになります。
もっと申請方法を詳しく
ここまでの手続き・流れは市町村によって細かい点が異なることがあります。さらにもう少し詳しくご覧になるならこちらから。
支給日においても地域によって違う場合があります。お住まいになられている地域の福祉事務所で、細かい手続きや申請の流れについて聞いてみると良いでしょう。
生活保護の申請方法は?
住んでいる地域の市区町村へ行き、まずは相談という形で始めます。
生活保護の申請手続は、住んでいる市町村の福祉事務所です。申請する前に、担当の職員と面談をします。この面談がとても重要です。
最近、生活保護の不正受給問題が多く取り沙汰されるようになりました。福祉事務所の職員の中にも「生活保護の申請を通すためには高いハードルを越えなければならない」と言う人がいます。生活保護以外の他の制度を利用して生活を立て直すよう勧める人もいます。場合によっては、厳しい話をされるかもしれません。
・収入報告書
世帯全員分の収入の状況がわかるもの
・資産申告書
金銭、不動産、車などの資産が無いことを証明するもの
・同意書
住んでいる市町村の福祉課から関係先へ、本人が申告している収入や資産に嘘がないかどうかを問い合わせ、調査をするためのもの
調査が終了すると、それから約2週間~1ヶ月ほどで、福祉事務所から申請者に生活保護を受給できるかできないかの決定に関する通知が届きます。ここで給付するという通知を受け取って初めて、生活保護の受給ができるようになります。
ここまでの手続き・流れは市町村によって細かい点が異なることがあります。支給日においても地域によって違う場合があります。自分の住んでいる地域の福祉事務所で、細かい手続きや申請の流れについて聞いてみると良いでしょう。
生活保護でもらえる金額はどのくらい?
生活保護で支給されるお金の額は、生活保護を受給する人が住んでいる地域の物価や、受給者の家族構成、病気や障害の有無、介護の必要性など、様々なポイントが考慮されます。
受給者が受給者の家族と一緒に最低限の暮らしができる金額が最低生活費として支給されることになっています。
例えば、都市部に暮らしている人と地方の田舎に暮らしている人が同じ条件(家族構成や病気の有無など)だった場合、支給される額は物価の高い都市部で暮らす人の方が高くなるなど、少し支給額には地域によって違いがあるようです。
都市部など | 地方 | |
3人世帯 | 158,380円 | 129,910円 |
高齢者の 単身世帯 |
79,790円 | 64,480円 |
高齢者 夫婦世帯 |
119,200円 | 96,330円 |
母子世帯 | 188,140円 | 158,170円 |
※あくまで目安ですので要確認
受給者に家族がいる場合には、その人数や家族の年齢・性別によって金額が変わります。生活扶助がそれぞれ違うように、子供がいる場合などは同様に教育扶助によって教育費も支給されます。
詳しくはこちらで金額についてもご紹介しております。気になる方は先へとお進み下さい。