翡翠を手に入れたいと考えている方は糸魚川翡翠という名前を一度は見聞きしたことがあるでしょう。確かに糸魚川産の翡翠は日本産のものの中でも特に有名なので安心感があります。

しかし、翡翠は様々な国で採掘されていて、産地によって価格が異なるのです。なぜ価格に差が生まれるのか、そもそも糸魚川翡翠と何が違うのかと気になってしまう方は少なくありません。

ここでは糸魚川翡翠と、翡翠の産地として有名な中国、ミャンマーの翡翠との違いをご紹介していきます。価格差の理由を知り、納得の上で翡翠を購入されるといいでしょう。

糸魚川産

翡翠というと海外産のものを思い浮かべる方もなかなか多いのですが、日本でも昔から採掘されています。石墨(グラファイト)が石の中に点々と混ざっているのが特徴的で、かの有名な三種の神器の1つである八尺瓊勾玉も糸魚川翡翠でできているのです。

糸魚川翡翠は日本産の翡翠の中でも最も有名と言われています。それほど、糸魚川は品質が良くとても美しい翡翠が多く採れる地域なのです。

中国産

中国でも古来より翡翠が採掘されていますが、市場に出回っているものは軟玉(ネフライト)という種類の翡翠になります。そもそも日本産やミャンマー産の翡翠とは種類が異なるため、比較のしようがないのです。

中国産というと和田玉という翡翠が高級品として知られていますがこちらも軟玉です。さらに和田玉の中でも乳白色の羊脂玉は最高級品とされています。

ミャンマー産

ミャンマー産の翡翠は、品質を評価する際にポイントとなる翡翠輝石の含有率がとても高く、世界中から高評価を受けており、かなりの需要があると言われています。その上、安価で購入することが可能なので人気が高いのも頷けるでしょう。

糸魚川産とミャンマー産との違い

ミャンマー産の翡翠は糸魚川産の翡翠に比べて安く手に入ります。

価格だけを見ると、安いものは質が良くないのでは?と誤解を与えてしまいがちですが、実は価格差には理由があるのです。

人件費の差

まず加工する際にかかる人件費の違いです。

日本はミャンマーに比べて物価が高く、どうしても人件費がかかってしまいます。しかしミャンマーでは物価がとても低いので、人件費は日本の約1/10で済むのです。

採掘量の差

現在、市場を独占している状態にあるのがミャンマー産の翡翠です。その理由は、経済を支える基盤となっていること、そしてそのために大規模な鉱脈開発を進めているという点にあります。今でも次々に新しい鉱脈を掘り当てているので大量の翡翠を採掘できるのです。

つまり、日本では多くの翡翠が採掘されることはないので、希少価値が高いということも含めて、価格が高くなっているというわけです。

糸魚川産とミャンマー産の翡翠はプロでも見分けがつきにくい

実際に糸魚川翡翠とミャンマー産の翡翠の質の違いはほとんど差がないと言われています。

どちらも品質が良く、ランクや加工タイプが同じものを並べてみてもプロでさえ見分けがつきにくいのです。

人件費や採掘量の違いで価格に差が生まれているだけなら、より安いミャンマー産の翡翠でも十分だと思いませんか?