葬儀は、人の一生をしめくくる大切な儀式です。自分の思いが詰まった式にしたい人もいれば、家族や身内が負担のないよう控えめにと考える人もいるでしょう。

また、急に大切な人が亡くなり、悲しみに打ちひしがれていても、故人への最期のお務めとして、心がこもった葬儀をあげてあげたいですよね。

いざ、お葬式をあげることになった時に、慌てたり、困ったりしないように、ここでは様々な情報をお伝えしていきたいと思います。

お葬式の準備はいつから始めればいい?

お葬式は、予めスケジュールを組むことはできません。それでは、いざその時までできる準備はないのか、という質問が聞こえてきそうです。実は、お葬式の準備は生前からできます。

生前に自身で行う準備

事前にやっておいた方が良いことは次の通りです。

  • 誰が喪主をやるか決めておく
  • 訃報をお知らせしたい人をリストアップしておく
  • 葬儀の方法を決める
  • お葬式屋さんを決める

これらのことをしておくことで、葬儀の心構えができ、冷静に行動をする助けになるでしょう。まだまだ自分は早いと思わず、今から準備しておくと、身近な人も安心できると思います。

遺族として行う準備

生前に喪主が決まっていなければ、喪主を決めなければなりません。通常、配偶者、子供、兄弟の順番で決めていきます。

喪主が決まったら、

  1. ご遺体の安置場所を確保
  2. 搬送
  3. 寺院へ枕経のお願い

という流れになります。

葬儀の準備を始める前にまずやるべきこと

まずは、臨終直後に医師から死亡診断書を作成してもらいます。そして死亡診断書を役所に持っていくと火葬許可証が発行され、これをもって火葬の許可が降りたことになるのです。許可証がないと、火葬はできません。

そして葬儀社を手配します。予め決まっていない場合は、病院が紹介してくれることもあるので安心してください。

ここまできましたら、故人を安置する場所を決めます。葬儀社がご自宅や、葬儀社が提携している場所へ誘導してくれます。同時に、葬儀のスケジュールを決めていきます。

葬儀の日取りの決め方やかかる日数について

一般的な葬儀のスケジュールについてみていきましょう。

通常、死後何日後にやるもの?

亡くなった次の日にお通夜を行い、その次の日にお葬式と火葬が執り行われます。ですので、葬儀は2日間執り行われることになるのです。

葬儀をやってはいけない日はある?仏滅でも大丈夫?

 

あります。火葬は24時間以内に行ってはいけない法律がありますから、その点を踏まえて日程を決めていくのです。

また、仏滅や友引等を気にされる人もいるかと思います。ただ、行っても問題ありませんし、そもそも六曜と仏教は関係がありませんので、気にされなくて大丈夫なのです。

開始時間は夜でもいいの?葬儀の一般的な時間帯とは

夜でも問題はありません。特に夜にやってはいけないというルールやマナーはないからです。

ただ夜ですと、お坊さんが手配できるのか、火葬ができるのか等、条件が限定されることを心に留めておいてください。

葬儀の流れを知ろう

大まかな葬儀の流れは、パターンが決まっていますので把握しておくと、当日慌てなくてすみますね。

喪主を務める場合の手順や流れ

突然、自分が喪主になっても困惑したりすることのないように手順や流れを知っておくと安心です。

もしもの時のために、ぜひ参考にしてください。

  1. 葬儀社と具体的な打ち合わせをする
  2. 通夜と告別式の日を決める
  3. 食事の内容を決める
  4. 葬儀の日時を、関係のある人にお知らせする
  5. 納棺を執り行う
  6. 通夜を執り行う
  7. 告別式を執り行う
  8. 火葬をする
  9. 遺骨を安置する

以上が流れとなります。初めての葬儀では、気持ちも落とされているでしょうし、不安もあると思います。

葬儀社にお任せすると必要なサポートをしてくれますので、遠慮せずにスタッフの手を借りるようにしましょう。

親族として参列する場合の流れ、やるべきこと

遺族は、悲しみと共にとても心的疲労がかかっていますので、それをサポートするのが親族の役目です。親族がサポートできることをまとめてみます。

  1. 必要なものの手配
  2. 参列者の誘導
  3. お茶係
  4. 受付

以上が挙げられます。

1の必要なものの手配について
参列者のために用意しておくとよいものの買い出し係をすると、遺族はとても助かります。
  • お菓子やお茶類、ストッキングの予備等を用意しておくと安心です。
  • 葬儀の前にまずは、買い出しに行きましょう。
2について
参列者が車で来場者した場合、通常は葬儀社が交通係をやってくれますが、いない場合もあります。
そういう時に、親族が行ってくれるとありがたいですね。参列者も迷わずに会場入りができます。
3の接待について
通常ですと遺族が参列者にお菓子やお茶でおもてなしをしますが、この役目を親族がしてくれると、遺族にとって負担がだいぶ楽になります。積極的に接待をしてあげてください。
4の受付について

こちらは親族の大切な役目です。香典を受け取り、お返しをお渡しします。この役割は、かなり重要な務めですので、遺族側も、より信頼のおける親族にお願いするでしょう。

これに関しては、自分で率先してやるのではなく、頼まれたら引き受けるようにしてください。

葬儀後の火葬の流れ

葬儀を終えた後、出棺の流れとなります。最期のお別れをし、蓋を釘で打つのが通例でしたが、最近はやらないことの方が多いです。その後、霊柩車に運び、喪主は参列者に挨拶をして火葬場に向かいます。火葬場では、お坊さんに読経をしてもらった後、焼香をし、荼毘に付す流れとなります。

火葬は、約30分~2時間前後です。その間に、遺族や親族は次回の法要について打ち合わせをしておくとよいでしょう。

火葬を終えると、骨上げをし、骨壺に収めます。

以上が葬儀の閉会から火葬までの流れです。一連の流れをイメージしておくと、当日、しっかり供養する助けになるでしょう。

葬儀に必要なもの、準備しておく物

突然の葬儀に慌てることのないように、準備しておいた方が良いものをご紹介します。

  • 礼服
  • 数珠
  • 雨天を考えて傘
  • 名刺
  • 防寒具や扇子
  • 時計
  • 女性は真珠のネックレス
  • ベルト

リストにあげたものは、すぐに準備できないものばかりですので、早めに手元においておくと安心ですね。

親族が準備しておく物

親族は遺族のサポート側にまわります。あると良いものを挙げていきましょう。

  • エプロン(食事やお茶の準備を考えて)
  • 風呂敷(荷物が多くなることを考えて)
  • 貴重品袋(遺族から香典や貴重品を預かることがあるため)

以上のものがあると、当日困らないで済むでしょう。ぜひ覚えておいてくださいね。